USB Type-C^® 検証ラボ

USB Type-C^®は従来のUSB規格より複雑になっていることから、認証取得のための要求事項が増えています。このため、既に市場に流通している製品にも潜在的な問題を含むものが相当数あることが予測され、どのように改善するかが今後の課題となることでしょう。特に、接続互換性の確認は無視できない項目です。

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電子機器の廃棄量を大幅に低減させるため2024年の秋から、電子製品は全面的にUSB Type-Cコネクタによる充電に変更すると、2022年6月、欧州連合(EU)で議会の決議を得て正式に法律が制定されました。これにより今後より多くの電子製品はUSB Type-Cインターフェースを採用すると予測されます。同時に、大容量のモバイルバッテリーやPD充電器の給電ニーズもその影響を受け、電力仕様が48V/5Aに引き上げられるでしょう。

充電の他にも、USB Type-Cはスマホ・タブレットなどの小型デバイスとパソコン間の接続に使用されています。また、USB Type-Cを使用することで、モニターやSSDもより高いデータ伝送速度、及びより多くの種類の通信プロトコルに対応することとなります。しかし、インターフェースが全面的に統一されると、デバイス間の接続は本当により便利になるのか気になるところです。

こうした市場の流れを受けて、アリオンへのUSB-C^®対応製品に関するテスト依頼が年間で約70%増えてきています。アリオンはUSB-IF認定の試験機関として、過去の膨大なテストデータの分析によって、USB Type-C^®検証によくある3つの問題点を発見しました。

試験データの解析により、USB Type-C^®で発生する問題全体のうち、電力供給とデータ転送の問題がそれぞれ3分の1を占めていることが分かりました。

USB Type-C^® 製品を開発・評価する際、こんな悩みはありませんか？

■　すべての測定環境を揃えるのは困難
■　USB SPECは不定期的に更新され、読み込むのが難しくなりつつある
■　規格の複雑化により製品の開発と検証のハードルが高くなる

USB Type-C^®は従来のUSB規格より複雑になっていることから、認証取得のための要求事項がこれまでより更に厳しい条件が求められるようになっています。また、USB Type-C^®試験実施に必要な機器群の導入には莫大な設備投資が必要で、メーカー独自で環境を取り揃えるには難しい状況がありました。

お客様のニーズに応えた柔軟な検証体制

アリオンは、幅広い分野の専門家たちで構成するプロジェクトチームを備えており、製品の設計・試作・量産の各ステージに応じた開発支援を行っています。

目的に応じてカスタマイズ可能ですので、豊富な過去実績をまとめ上げたテストデータベースから製品開発に役に立つ検証項目を抜き出し、部分的な項目実施や問題原因分析を行うことができます。

I. ロゴ認証　

各種USB規格に準拠した認証試験を提供

II. 迅速な検証サービス

項目を絞った部分試験も実施可能

III. USB Type-C^® 接続互換性試験

USB Type-C^®は様々な製品への利用が広がっています。サプライチェーン全体の試験経験を持つアリオンは、ゲーミングモニターやアプリケーションに対し、システム、ビデオカード、モニターメーカーから、Docking、Dongle、さらにはKVMスイッチに至るまで、メーカーのニーズに合わせた最適な試験プランを提供します。製品の機能と性能をきちんと確保することで、ユーザーエクスペリエンスや企業ブランドの信頼性向上をサポートします。

関連サービス：相互接続性・互換性検証ラボ

USB Type-C^® 関連テストフィクスチャ

アリオンはUSB-IFが策定した基準「USB4 Electrical Compliance Test Specification 」に基づいた関連テストフィクスチャを開発しています。こちらのテストフィクスチャを通じて、お客様は自社の製品を簡単にUSBおよびThunderbolt^TM 40Gbps/20Gbps Tx/Rx の電気検証・評価をすることができます。

※ご希望のテストフィクスチャの画像をクリックすると、商品の詳細情報画面に進みます。