2019年4月、アリオンはWi-Fi CERTIFIED Passpoint® Release 3の認証試験ラボとして、Wi-Fi Allianceから認定を受けました。本認定を受け、Wi-Fi CERTIFIED Passpoint® Release 3 認証試験サービスの提供を開始します。
Wi-Fi CERTIFIED Passpoint™によってホットスポットでのネットワークアクセスが合理化され、ユーザーは接続するたびにネットワークを再検索し認証を受ける必要がなくなりました。PasspointをサポートしていないWi-Fiネットワークでは、ユーザーは接続時に再検索、ネットワークの選択、そして認証の再入力を行う必要がありますが、Passpoint認定デバイスであれば、自動的にネットワークを検知しアクセスポイントへの接続を行うため、ユーザーがWebブラウザでIDやパスワードを入力する必要はありません。
Wi-Fi CERTIFIED Passpoint® Release 3の認証試験では、Release 2に比べ実際のユーザーシナリオに近いことが特徴です。より迅速かつ利便性の高いサービスを提供することが可能になります。
1. ローミング手順の簡略化による速度の向上
ホットスポット間の移動時にWi-Fiローミング速度が向上しました。また、後方互換性を持ち、OSU providerの設置にも対応します。
2. 料金規制を追加
料金の「時間制限」「容量制限」「無制限」という三つの制限機能を追加しました。設定で切り替えることができます。
3. セキュリティ強化
Passpoint Release 2(Passpoint R2)では「WPA2™-Enterprise」のみ対応でしたが、Release 3ではエンタープライズを中心に「WPA3™-Enterprise」まで対応できるようになりました。
アリオンは2004年より、WFAから正式に認定された認証試験機関として新技術開発に尽力し、WFAと強固な関係を築いております。また、アリオンはWi-Fi全認証プログラムを提供できるアジアで唯一のATL(Authorized Test Laboratories)です。各種無線規格に関連した認証試験はもちろん、接続互換性の確認やWi-Fi製品に対する認証の実施なども対応しており、幅広い試験項目を取り揃えております。
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