【製品情報】USB Type-C試験の効率化を実現するフィクスチャ『AUS19129』を販売開始
総合的な第三者検証ソリューションを提供するアリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明 以下「アリオン」 )は、USB Type-C性能試験を実施する際の効率化を実現できるUSB-C Auto Orientationフィクスチャ 「AUS19129」を、2021年5月7日より一般販売を開始します。新製品『AUS19129』は、USB Type-C関連製品の開発時に利用することで、テスト時間の短縮が実現できます。
※AUS19129の詳細は以下のウェブページにてご確認頂けます。https://www.allion.co.jp/test-fixture/aus19129/
図1と2:AUS19129の外観と仕組み
USB Type-Cコネクタでは電源供給とデータ転送を二つのオリエンテーションからサポートしております。そのため、開発者はUSB Type-C搭載デバイスの機能性を検証する際、両方向の信号を正しく動作するかどうかを確認しなければなりません。仮にテスト回数が100回になった場合、最大200回の挿抜を繰り返すことになり、検証時間は2倍になってしまいます。
アリオンの高周波フィクスチャ開発チームはこの問題を解決するために、このたび、AUS19129を開発しました。本製品はNormal Orientationモード、Reversed Orientationモードの2タイプの制御モードを搭載しており、H/Wボタンで切り替えることができます。
図3と4:Normal OrientationモードとReversed Orientationモードのイメージ
また専用のソフトウェア※1上でUser Scenarioモードに変更可能であり、ご希望のテストモードにも設定することが可能です。
< ソフトウェアと組み合わせて使用する場合 >
図5~8:User Scenarioモードのイメージ
◆ AUS19129 アプリケーションと機能
【アプリケーション】
- USB Type-C性能検証テスト
- 大規模な自動テスト
- 長時間のサイクル試験における安定性、信頼性評価
【製品機能】
- H/W ボタンでType-CのA側とB側の信号を切り替え可能
- 専用のS/Wでさまざまなテストモードを設定可能
- 軽量でコンパクトであり、取り扱いが簡単
- モードの状態を確認するためのLED
- コンソールからのUSB Type-C 5Vパワー
◆ AUS19129 製品仕様
- USB-C プラグコネクタ x1
- USB-C レセプタクルコネクタ x2 (一つはDUT用、一つはUSB-C 5V パワーとS/Wコンソールのインターフェース用)
- H/W スイッチのためのタクトスイッチx1
- サイズ:43.2 mm x 33.02 mm(本体のみ、突起物を除く)
20年以上の検証実績とノウハウを持つアリオンは、開発時の悩みや問題点などを理解し、お客様のニーズに合わせてカスタマイズ可能なテストツールを提供し、新製品開発に貢献します。
AUS19129についてご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。
アリオン株式会社 お問い合わせ窓口:service@allion.co.jp
※ 1:ソフトウェアは別売りです。
※ 本 Webサイト上に記載されている団体名、会社名、製品またはサービスの名称などは、各社、各団体の登録商標または商標です。