総合的な第三者検証ソリューションを提供するアリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明 以下「アリオン」 )は、日本で4K/8Kの地上波放送が開始する2018年12月より、8K/10K映像の信号出力に対応した次世代規格「HDMI 2.1」関する試験の提供を開始します。

 次世代規格「HDMI 2.1」試験サービス 

HDMI 2.1に対応した8K/10K映像の評価環境による、最新の試験サービスおよび技術コンサルティングを提供いたします。

• HDMI 2.1 FRLの実力試験
• HDMI 2.1 eARC認証試験の実施
• Ultra High Speed HDMI Cable (Category 3)の実力試験
• 規格導入に関する技術コンサルティング

これまで積み重ねてきた実績を礎に、アリオンは専任のエンジニアによる高品質なHDMI試験サービスを提供してまいりました。なお、HDMI 2.1のための評価環境を保有している試験ラボは、世界的に見ても限られているのが現状です。

 HDMI 2.1 について 
HDMI 2.1ではFRL(Fixed Rate Link)技術によって、TMDS(最大18Gbps)を上回る最大48Gbpsでの信号伝送が可能になります。これにより、4K/8K/10Kなど高解像度や120Hzなどの高リフレッシュレートでの映像伝送が可能になります。

                                                           図:Full HD / 4K / 8K / 10K 比較

その他、輝度や色域をコントロールできる「ダイナミックHDR」や、従来あったARCの拡張機能で8ch-192kHz LPCMまでのマルチチャンネルオーディオをサポートしている「eARC」(enhanced ARC)、映像のラグやティアリングを低減するリフレッシュレート可変機能である「VRR」(Variable Refresh Rate)など、画質や音質といった様々な面で機能が向上しています。

サービス開始の背景

2018年12月1日より、国内で4K/8K映像の地上波放送が開始することもあり、HDMI 2.1規格に注目が集まっています。一方、HDMI 2.1試験実施に必要な機器群の導入には莫大な設備投資が必要で、メーカー独自で環境を取り揃えるには難しい状況がありました。そのためアリオンには国内の映像機器メーカー各社など、数多くのお客様からHDMI 2.1規格の評価に関するご相談を頂戴しておりました。

今回のサービスにより、国内の4K/8K/10K音声・映像機器開発メーカー各社は設備投資不要でHDMI 2.1関連の試験を実施できるようになります。適切な試験実施により、製品品質の面で国際的な競争力をより強化できるようになります。

■ アリオン株式会社 概要
アリオンは創業以来、IT/家電製品を始めとした認証・検証を事業の柱としています。HDMIのほか, DisplayPort、HDR10+、UHDA、DisplayHDR、IMAX Enhanced Programといった映像規格のプロフェッショナルが在籍しておりますので、製品の品質向上のための的確なサポートが可能です。アリオンは最新の技術動向に追随しながら、今後も業界最高レベルの品質向上・開発支援サービスを提供し続けてまいります。

※ 本プレスリリースに記載された商品名称等に関する表示、会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

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