総合的な第三者検証ソリューションを提供するアリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明 以下「アリオン」 )と世界最大級の試験、検査、検証及び認証機関であるSGSグループ(本社スイス ジュネーブ)の日本法人であるSGSジャパン株式会社(神奈川県 横浜市 保土ヶ谷区、代表取締役社長:鈴木信治 以下「SGS」)は、2019年1月、コネクティッドカー検証領域における戦略的協業を発表いたします。両社は今後、お互いが有する検証領域における強みとAI IoT検証ソリューションを組み合わせ、次世代のコネクティッドカー検証に向けたサービスを拡大してまいります。
自動車のビジネスから社会に大きな変革をもたらすと言われる4つの領域「Connected(コネクティッド)」「Autonomous(自動運転)」「Shared/Service(シェア/サービス)」「Electric(電動化)」の頭文字を取った造語「CASE」が、現在の自動車産業を象徴するキーワードとして挙げられています。この中で、特にインターネットと接続される「Connected(コネクティッド)」は、スマートフォンとの同期やAIアシスタントによる音声操作などに加え、走行中のクルマの状態や道路状況など様々なデータをクラウド経由で収集することで、様々なビッグデータを生み出しています。それらを分析することで、新たな価値を創造することが期待されています。
アリオンとSGSの戦略的協業により、それぞれが有する検証領域を組み合わせることで、自動車の外と中の両方の通信検証を一挙に実現できるワンストップサービスを提供できる運びとなりました。アリオンは主にAIアシスタントの音声認識検証や自動車とスマートフォンなどとの接続性、車内を取り巻く認証規格の取得などの自動車内部におけるコネクティビティの検証・認証を担い、SGSは5G通信や車路間/車車間通信といったなど自動車外部におけるコネクティビティの検証を担います。
IoTの進歩によって製品は単体で機能が完結するのではなく、アプリケーションやクラウドを介して様々な機器同士で連動するようになりました。ソフトウェア開発が乗数的に拡大する中で、これらの検証作業は製品開発工程の中でも今まで以上に重要な役割を占めるようになっています。アリオンとSGSはお互いの強みをそれぞれ活かした協業によって企業間の競争力を高め、システムとハードウェアを統合した検証や機能性、安定性、ユーザビリティの検証、ユーザーエクスペリエンスの向上など、様々なテクノロジーの垣根を超えた次世代の検証サービスを提供してまいります。
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