【ニュース】アリオン、世界初のWi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2認証ラボに認定
第三者認証試験、品質検証、およびコンサルティングの総合的な第三者検証ソリューションを提供するアリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明 以下「アリオン」 )のグループ本社であるAllion Labs Inc.(本社台湾・台北市、CEO : Summer Chien)が、無線LAN標準化団体であるWi-Fi Alliance(以下WFA)より、2022年1月6日、世界初のWi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2認証試験機関としての認定を受けました。本認定により、アリオンはWi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2認証プログラムおよびコンサルティングの提供を開始いたします。
Wi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2認証プログラムはIEEE 802.11axテクノロジーをベースに準拠しています。Wi-Fi 6がサポートするすべての帯域(2.4GHz、5GHz、6GHz)に対応可能で、複雑かつ混雑する環境においても通信パフォーマンスを確保して実施されます。
Wi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2は下記の機能が含まれます。
1. アップリングでのマルチユーザーMIMO(UL MU-MIMO)のサポート
多くのユーザーはWi-Fiを使ってインターネットに接続し、データのやり取りをしたり、動画やビデオをアップロードしたり、クラウドに接続して広範囲なデータのやり取りをしたりと、さまざまな活動を行っています。ダウンリンクのデータしか伝送できないWi-Fi CERTIFIED 6 Release 1に比べ、Wi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2は、アップリンクの性能を向上させ、レイテンシーを低減します。
2. 低消費電力管理機能を強化
デバイスの電力管理を改善することで、IoT機器への活用が期待されます。Wi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2では、消費電力を削減できるよう3つの方法を強化しました。
- スリープ時間を延長:これにより電力消費を最適化します。
- ブロードキャストTWT(Target Wake Time)をサポート:接続されたデバイスがデータを送受信するためのアクティブ化頻度を決定できるため、バッテリーの電力を節約できます。
- Spatial Multiplexing Power Save(SMPS)を追加:クライアントデバイスは冗長データの受信をオフにでき、デバイスは低電力モードでのバッテリ寿命を延ばすことが可能です
3. 伝送距離の延長
ER SU PPDUを通じて伝送距離はより延長されるほか、安定した通信速度と接続などの特徴があります。
4. WPA3に対応
Wi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2には最新のWi-Fiセキュリティ(WPA3)にも対応し、SAEハンドシェイクによる個人ユーザーに優れた保護機能を提供します。また、WPA3接続でPMF(保護管理フレーム)を使用することで管理フレームを保護し、Enhanced Openを通じてオープンネットワークの安全性を強化します。
Wi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2の認証を取得するために必須の試験項目が以下です。
2004 年から無線検証の分野で実績を重ねてきたアリオンは、Wi-Fi Alliance公認の試験機関として、Wi-Fi認証試験や無線デバイスに関する潜在リスクの検出・製品の安全性向上をお手伝いしています。
Wi-Fi CERTIFIED 6™ Release 2認証についてご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。
アリオン株式会社 お問い合わせ窓口:service@allion.co.jp
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