【ニュース】世界初のHDR10+ Projector認証試験機関として認定
~認証プログラムのサービス提供開始~
第三者認証試験、品質検証、およびコンサルティングの総合的な第三者検証ソリューションを提供するアリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明 以下「アリオン」 )は15日、HDR(ハイダイナミックレンジ)映像規格を推進する米HDR10+ Technologies, LLC.から、Projector機器を対象とした新たな規格「HDR10+ Projector」の認証機関の認定を、世界で初めて受けました。本認定により、HDR10+ Projector認証プログラムおよび技術コンサルティングの提供を開始いたします。
HDR10+は、HDR10の拡張規格で、ロイヤリティフリーのオープンなHDR技術規格になります。HDR10+対応のデバイスはフレームやシーン毎に付加したダイナミックメタデータ(動的メタデータ)を利用することで、オリジナルソースに近い画質を再現することができ、映画や動画などの制作者の意図通りの映像表現をディスプレイ上で視聴できます。HDR10+認証対象製品は、ハイエンドはもちろんミドルレンジも対応可能な規格で、今まで映像機器メーカーのフラッグシップモデルしか対応しなかった4K HDRの裾野を広げるHDR技術となります。
■ HDR10+ Projectorについて
HDR10+ Projectorは、大型スクリーンに4K HDR映像を投射する光学式再生機器で、HDR10+ TVよりも大型の映像を映し出すことが可能です。たとえば、ホームシアター、小規模な映画館や上映施設に於いて100インチを超える大型スクリーンに映画や動画が映し出され、繊細で色鮮やかな4K HDR映像を一般家庭や身近な施設で体験できます。
■ アリオンのHDR10+認証プログラム
HDR10+認証試験では、輝度、色表現範囲等の光学的試験と併せて、ダイナミック・メタデータ処理が実装されているかについても確認します。また、HDR10+認証試験の実施に加え、映像に関連する総合検証やデバッグ支援サービスを提供しています。
【認証対象製品】
- Display Device(TV、モニター)
- Mobile Display Device(タブレット、スマートフォン)
- Distribution Device(UHDブルーレイプレーヤー、セットトップボックス)
- Repeater(AVアンプ)
- Projector
認証規格を満たした製品にはHDR10+のロゴマークを発行し、同製品が厳しい認証試験に合格し高水準な映像再生機能を備えていることを市場に訴求できます。また、HDR10+ロゴを製品やカタログに表示することで、市場のユーザーはHDR10+認証製品を特定しやすくなります。
アリオンは世界で最初の認証試験ラボとして、HDR10+関連製品の品質検証・認証取得を含む総合的なテストサービスを提供できます。またHDR10+に加え、UHDA、DisplayHDR、HDMI、8KAといった映像関連規格の認証試験、および品質確認検査、技術コンサルティングにも対応し、お客様の製品開発を総合的に支援します。
HDR10+認証についてご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。
アリオン株式会社 お問い合わせ窓口:service@allion.co.jp
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