Category Archives: 技術ブログ

スマートフォンのユーザー・エクスペリエンス最適化検証―ディスプレイ編

モバイル・コミュニケーション技術の迅速な発展より、スマートフォンは人々の生活に欠かせないデバイスとなりました。革新的な技術は人々の目を一新させ、基本的な機能でもカメラの画像や感光、タッチパネルや音楽品質の向上はより良いユーザー・エクスペリエンスを提供するべく進歩し続けます。つまり、各メーカーは開発時にハードウェアのスペックの進歩を求められるだけでなく、ユーザーが実際に使用する際の機能ごとの価値の向上も考慮しなければなりません。 ほとんどの人はユーザー・エクスペリエンスの重要性を理解しています。ですが、その分析をどのように計画し、そしてどのように行うのでしょうか?これは多くの企業が協力を必要としているところでしょう。アリオンは、この分野でも全面的なカスタマイズサービスを提供することができます。製品の開発段階での試験、競合試験、検証手続きへの協力、更には製品生産開始後の追跡等、各段階の試験と分析を通じて、お客様の為に競争力のある製品開発サポートに努めます。今日に至っては、ハードウェアのスペックにおいての各社の差分は少なくなりつつあります。そこでユーザー・エクスペリエンスを用いて製品の最適化を計り、機能の調整をすることで競合製品との差別化を図って、消費者へ「お買い得」感を提供することができます。   今回、アリオンはスマートフォンとユーザーの関係が一番密接な「視覚、聴覚、触覚」の三大機能について、ユーザー・エクスペリエンス(UX)試験及び競合試験(CA)を用いて解析を行いました。   競合試験(CA) アリオンの試験ラボの器材設備及び専業試験より、重要なスペックとニーズに対する検証を行い、測定データを提供し、量化分析時の比較根拠とします。   ユーザー・エクスペリエンス (UX) 当機能のユーザー・エクスペリエンスの理解を重点とします。お客様のニーズをもとに、エンドユーザーの行動をシミュレーションし、フィードバックに基づき、対象的減少及び潜在リスクについてお客様へ製品改善を提案致します。 スマートフォンの試験項目をと意義、ユーザーに対する影響を理解するために、本レポートは文章をディスプレイ(Display)、カメラ(Camera)、オーディオ(Audio)及びタッチ(Touch)の四大項目に分けました。   被試験用機器のスペック   ディスプレイ試験と解析 [...]

オーディオ製品用コンデンサ 音質評価分析(中)

前回に引き続き、特性の異なるコンデンサをさまざまな角度から測定装置を用いて音質の計測を行い、音質関連の測定項目の相違について試験しています。第一回試験では、PC市場でよく知られている音質試験を用い、この試験では測定周波数を人の耳が識別できる帯域20Hz-20KHzに設定しました。システムによるデコーディング音声信号サンプリングレートを通常の44Kと48Kの二種類としましたが、測定の結果は予想に反し、顕著な差を見出すことはできませんでした。   今回の第二回試験では、サンプリングレートが192KHz帯域のデジタル音声信号を信号ソースとしています。192KHz帯域は理論上、90KHz前後の周波数帯に達することができます。この新しい方法により、80KHzに達するSweep信号生成デバイスを製作し、AES-17フィルターによる40KHz制限の設定を解除しました。 試験は、歪みと周波数応答の二項目にポイントを絞って行うとともに、元来の10K ohmと320 ohm 負荷試験に、32 ohm(ほとんどのイヤホンの規格)の試験を加えました。 画像:帯域制限を緩和し、高周波由来の雑音もフィルタリングしない設定   1. 80KHzにおけるTHD+N(Total Harmonic Distortion Amplitude Plus [...]

スマートウォッチ市場動向:市場の主流商品となるか?

ウェアラブル市場は、最近のIT技術分野で最も話題を集める製品分野となりました。これらの機器群はますます使い勝手が良くなっており、以前はスマートフォンやタブレットといった、モバイル機器でしか利用できなかったようなメッセージ機能やビデオ通話といった様々な機能が追加されています。今回アリオンでは、ウェアラブル市場におけるスマートウォッチの動向を観察し、IT機器市場における主力製品となり得るかどうかを検討しました。 2015年、ウェアラブル市場の注目株 -スマートウォッチ 市場調査機関であるIC Insightsは、ウェアラブル端末の成長力について、モノのインターネット(IoT)の市場とその他関連分野(コネクテッド・カー、スマートホーム、産業インターネット、スマートシティ)と比較して増加が著しいことを指摘しています。IoT全体の市場規模は2015年には642億米ドルに達することが予測されており、成長率は前年度比で約29%です。その中でウェアラブルシステムについては、2015年で61億米ドル、成長率は約455%にも達する見込みとなっています。 IoT市場の各営業収入予測 (市場調査機関IC Insightsから引用) IC Insightsがウェアラブルデバイスの潜在成長力を大きく評価している要因は、2015年4月に発表されたAppleの初のスマートウォッチ製品であるApple Watchにあります。Apple Watchの発表は、ウェアラブルデバイスに関連する半導体コンポーネント(IC、センサーなど)の出荷量と販売額の短期間による大きな成長につながりました。しかし、スマートウォッチの成長動向については異論もあります。このような種類の製品が、デバイス市場の主流製品になれるかどうか、あるいはすぐさま消えてしまうニッチ製品なのか、まだまだ観察が必要です。 大手企業によるスマートウォッチの推進 市場価値が急上昇 Apple Watchが2015年4月中旬に販売開始されて以来、スマートウォッチ市場は大幅に成長しています。しかし、成長利益の大半はAppleが抑えている状況です。市場調査会社Strategy [...]

IAA2015レポート:自動車技術の最重要トレンド、コネクテッド・カー

    2015年9月17日から27日の日程で、第66回フランクフルトモーターショー(IAA Cars 2015)がドイツで開催され、最先端の自動車技術が展示されました。Automotive Industry(VDA)German Associationによると、今年は、210台のプレミアムカーが展示されたとのことです。これは前回と比較して増加しており、北米と欧州における自動車需要の増加を受けたものでした。多くの自動車メーカーは、省エネ性能とコネクティビティの革新に焦点を当てた展示をし、自動車部品サプライヤー、インフラ事業者、そしてコネクティビティ分野の製品・サービスベンダーらは新技術を展示し、コネックテッド・カーの利便性をアピールしていました。今年のテーマは『New Mobility World』と題した業界横断的なもので、コネクテッド・カー、自動運転、E-モビリティ(EV等)、アーバン・モビリティ、そしてモビリティ関連の新サービスといった複数の主要技術が展示の目玉となっています。IAAが『New Mobility World』を推進する目的は、未来のモビリティに関する新たなプラットフォームの提案でした。 Cisco IBSG(2012)によると、IoT機器の総数は2020年までに500億台に達することが予測されています。また、Booz & Company社とCenter [...]

SD UHS-IIインターフェースの登場によるIoTの新たな可能性とは?

私たちの日常生活の中で、モバイル機器はもはや必要不可欠です。しかし多くの場合、モバイル機器内部のメモリ容量は不足しがちです。そして残念なことに、写真や動画撮影、アプリケーションのダウンロードなどにより、メモリ不足の問題は改善されるどころか悪化するばかりです。多くのユーザーはこの問題を解決するために、SDカードを利用して容量を増やしています。統計データによると、スマートフォン全体のうち75%がマイクロSDスロットを搭載しているようです。多くのモバイル機器にとってSDカードは重要な機能の一つであるといえます。SDメモリ技術の業界団体であるSD協会(SD Association、以下SDA)は、絶え間なく増大する要求に対してSDカードの仕様やプロトコルの改善を継続的に行っています。 SDカード概要 元々、SDカードは記憶媒体の主流商品でしたが、市場では転送速度の遅さやデータ容量の少なさ等がネックとなっていました。しかし、最近では記憶容量や転送速度が大きく改善したSDカードが登場しています。SDAはSDカードを記憶容量、フォームファクター、そして読み書き機能などにより、細かく分類しています(下図参照)。例えば、SDIOカードは単にデータ記憶容量を拡大するだけではなく、インターネット対応やGPS、カメラ、Wi-Fi、FMラジオ、無線LAN、バーコードスキャナー、そしてBluetoothのようなホストデバイスとしての機能を追加しています。   UHS-IIプロトコル – 超高速SDカード規格 近年、上海で開催された世界最大級の携帯電話関連の展示会である『Mobile World Congress(モバイル世界議会)』で、SDAは最新インターフェース規格であるSD UHS-IIを紹介しました。UHS-IIは、従来のUHS-Iと比較して約3倍となる最大312MB/sのデータ転送速度を備えています。 UHS-IIカードでは、下図の赤丸部分に新たなピンを追加することで、高速転送速度を可能にしています。一列目のピンはUHS-I信号を転送し、二列目のピンで主にUHS-II信号を転送しています。つまり、従来のUHS-II非対応のホスト機器に対しても下位互換を備えています。 Source: https://www.sdcard.org 最新のカメラでは3600万画素以上の写真を撮影することができます。UHS-IIでは、たとえばハイレゾ画質の写真や4Kビデオキャプチャといった大容量データを、ものの数秒で転送することができるのです。高速データ通信速度は、携帯ゲーム機やエンタメ製品、そして各種アプリにも高いパフォーマンスで応用することができます。   IoTにおけるSDカード [...]

IoT分野で注目の集まるスマートホームソリューション

台湾経済日報(Economic Daily News)が主催するイベント、台湾テクニカルフォーラム2015(The 2015 Taiwan Technical Forum)が7月28日に閉幕しました。今年のメイントピックは「モノのインターネット(IoT)」に関連するデバイスとアプリケーションでした。とりわけ、IoT分野の中でも最も注目を集めているのが、『スマートホーム』です。我々の生活において身近に使用されるこれらのデバイスは、近年、様々なメーカーが対応デバイスを作り出しており、新たなビジネスチャンスを掴むべく市場を拡大させています。 スマートホーム市場は成熟が早いことから、2016年中にはスマートホームデバイス需要増大が見込めるとメーカー各社は予測しています。市場シェアを効率的に獲得するためには、マーケティング戦略に注力するだけではなく、製品性能や安定性、互換性といった部分にも注力する必要があります。   Smart Home Market   例えば、パーソナルヘルス・フィットネスに絡む多くのデバイスは、無線ネットワーク技術を取り込むことで、より“スマート”なデバイスへと進化する潜在性を持っています。国際的なヘルスケア機器の標準規格であるコンティニュアは、体温計や血圧計などのヘルスケア機器と、携帯電話やPCなどのIT機器との間によるシームレスな接続を促す技術規格であり、日常生活で得られた身体測定データを活用した生活習慣病の予防や、慢性疾患の管理等を簡単に行うことができる環境の構築を目指しています。このため、あらゆる種類のスマートデバイス群が互いに通信できるよう、技術を標準化することにスマートホームの将来性がかかっていると考えられています。 近年、大手ブランド各社はスマートホームデバイスを次々と発表しています。 [...]

ゲーム用ノートPCのノイズと音質測定

ゲーム用ノートPCの性能向上に伴い、ゲーム中に発生するPCの排熱とファン音による騒音の対策が大きな課題となっています。機体の温度が上昇すると、熱を下げるためにファンが高速で回転し、そこから発する騒音がユーザーを不快な気分にさせることがあるからです。アリオンの測定チームは、某メーカーから発売されているゲーム用ノートPCの中から、17.3インチの機種「A1」と15.6インチの機種「A2」の2台をピックアップし、比較試験を実施しました。実施した比較試験項目は以下の2つです。 1.    ノイズ試験 2.    スピーカー出力試験 なお、ノイズ試験ではキーボードのタイピングノイズとシステムが発するノイズの2つの側面から評価を実施しました。   タイピングノイズ(Keyboard Typing Noise) タイピングノイズ試験では、PCに電源に接続されていない状況で、一秒間に3回タイプした場合の音量データを取得しました。タイピングノイズの音量については、文字キーのタイプ時には最大55dB、エンターキーやスペースキーといったファンクションキーのタイプ時には最大60dBを超えないものとすることを基準としています。下図(図1)は実施環境の見取り図です。無響室内に75cmのデスクを配置し、その上に試験対象のPCを設置しました。そのPCのキーボードから5cm離した場所にマイクを設置し、ノイズを取得しました。 下記(表1)はノイズ試験の結果です。どの程度のノイズが発生したか、キー毎の計測結果を記載しました。これを見ると、A1とA2のすべてのキーが基準値を下回っていることが分かります。 Note: Background sound (2nd pre-test): [...]

リアルな生活環境をシミュレート、アリオンの新たなスマートホーム検証

「デジタルホームの時代」と呼ばれて久しい昨今では、好きな時間にテレビ番組を見たり、世界各地とボーダレスに繋がったり、タブレット型端末で新しい知識を学習したり、オンラインゲームを自由に楽しんだりすることが、インターネットを通じて簡単に実現できるようになりました。こうした中、モノのインターネット(IoT)やクラウドサービス(Cloud Service)といった新たな技術や概念が登場することで、「デジタルホームの時代」から「スマートホームの時代」へと移り変わり、より高性能かつ多機能な製品が以前にも増して求められるようになりました。 一般的な家庭では、一台の多機能通信端末を設置するだけで簡単にデジタル家電製品を利用することができるようになりました。アップルのHomeKitプラットフォームや、パナソニック、大和ハウス、トヨタホームといったスマートホームを推進するメーカーが、数多くのスマートホーム関連製品を発表しています。例えばドアや窓の防犯システム設定や、キッチンのガス探知機の始動、電灯の明るさや消灯スケジュールの設定など、スマートフォンを通じて様々な操作が可能です。省エネ、安全性、自動検出といった家庭環境がアプリケーションを通じて直感的に操作できるようになるのです。 スマートホームの概念を実現し普及するために、製品メーカーに対しては製品の通信性能や製品の安定性、製品同士の接続互換性などの品質が市場から厳しく求められるようになっています。こうした中、アリオンのような専門的な検証ラボで品質確認を実施することは、製品品質の向上を実現するために最も有効な手段の一つなのです。 アリオンのスマートホーム検証 アリオンでは、スマートホームを利用した生活環境をカスタマイズした検証プログラムを開発しました。この検証プログラムは、スマートホームにおける主要な機能である「クラウドサービスとデータ交換」(Cloud Service/Data Exchange)、「ユーザーインターフェース/アプリケーション」(UI/APP)及び「エンドユーザーデバイス」(End User Device)に対する検証から主に成り立っています。製品メーカーがエンドユーザーに最高の体験を提供できるよう、各開発段階における技術的なコンサルティングサービスを提案しています。 図1:アリオンのスマートホーム検証 アリオンのスマートホーム検証サービスは、主に下記の検証サービスを提供しています。 ハードウェアの開発サポート ソフトウェア/アプリ検証、およびユーザーエクスペリエンスの最適化 クラウドサービス検証 [...]

CES 2015で見えた未来の技術トレンドとは? – CES 2015参加報告

CES(国際家電ショー)で毎年注目を集めていたスマートフォンですが、2015年のCESでは人々を驚かせるような新製品はどのメーカーからも発表されませんでした。スマートフォンは既に技術的に成熟していると見られており、各メーカーの製品には大きな違いがなく、また革新的な技術も見られません。一方で2014年に続いて2015年の展示会でも最も注目度が高かったのはウェアラブル端末でした。アリオンはこの最先端製品に焦点を当てて、未来のトレンドに関する4つのポイントを整理しました。 1. センサーとスクリーンの普遍化 将来的にはスクリーンとセンサーが至る所に溢れることになると考えられています。例えば寝室のスマートミラー、調理台を映し出すキッチン用プロジェクター、巨大なデジタル看板など、携帯可能な小型サイズから大型のスクリーン、更にはコンピュータで制御された自動車に至るまで、すべてが通信制御できるようになることでしょう。クラウドを利用することで、携帯端末か備え付けの端末かに関わらず、すべてのインターフェイスを制御することが可能となり、製品同士の境界線はますます曖昧になります。 2. 新たな移動手段の登場 新たな移動手段の提案として、電動スクーターが更に進化して電動ローラーシューズとして再構築されるなど、CESでは数多くの画期的な製品を見ることができました。このような製品は手の届かない場所にあるように思えますが、例えばGogoroの電動スクーターは、旅行における新たな移動方法の選択肢を提供しています。 3. スマート家電の拡大 「スマート」と「ネットワーク」の二つは、CESにおいて最も重要なキーワードでした。今やどこへ行っても様々なタイプのセンサーを目にすることができます。例えば玄関の扉では、コンピュータビジョン技術を搭載したカメラが顔認識でゲートを自動的に解錠したり、腰に巻いたベルトがユーザーに対して運動するように促したり、リビングのTVがおすすめの番組の視聴を提案したりします。このような技術は『人間的思考』をベースにしているため、日常生活の中に自然に入り込むことで、『何をするのか自分で考える』というごく当たり前の機械を減らすきっかけになるかもしれません。それ故に考えさせられることもあります。たとえば、人間の思考がネットワークとプログラミングによってコントロールされてしまうような、映画のような未来が現実となってしまうことも、あり得ない話ではありません。 4. 使い勝手を考慮したヒューマンインターフェイス これまでの操作方法といえばマウスとキーボードによる操作が主流でしたが、今では徐々に直感的なジェスチャを使った方法に変わってきています。スマートウォッチ、アイトラッキンググラス(Tobii)、ジェスチャーリング(Ring)やリストバンド(Fitbit)といった製品は、我々の生活の中に徐々に溶け込みつつあります。デザインの力でウェアラブル製品はどんどん洗練され、お洒落な製品として販売されるようになりました。ウェアラブル製品はスマートフォンなど他の製品と組み合わせて利用するケースが多いため、他の製品との接続互換性や、製品同士を連携するためユーザーインターフェースの使い勝手がますます重要な購入要因となることでしょう。 今回のCESでは数多くのネットワーク家電を見ることができました。アメリカの調査機関であるIDCが公表したデータによると、スマート家電市場は2013年から2020年までに年間成長率が17.74%に達し、2020年には517億米ドルの市場規模となることが予想されています。2015年現在、市場は既に新しいスマート家電製品で溢れかえっています。携帯電話を使って電源のOn/Offができるといったこれらの新製品に対して、消費者は欲しいと思いながらどこか思いとどまっている部分があるようです。スマート家電技術をもっと普及させるためには、人々の生活や利用習慣を取り入れることで、よりシンプルでスマートなシステムを提供する必要があります。 スマート家電を開発する際、家庭内には複数の人が暮らしているという点を見落としがちです。アリオンは認証試験と技術コンサルティングの専門機関として、ユーザー利用状況をシミュレーションした包括的な検証サポートを提供します。各種認証サービスや相互接続性試験の豊富な経験を持つアリオンに、ぜひお気軽にお問い合わせください。 G.hn規格とコンティニュア規格の紹介 HomeGridフォーラム(以下HGフォーラム)からアジアで初めて認定を受けた試験場所として、アリオンはCES 2015においてG.hn規格のプロモーション活動をHGフォーラムと共同実施しました。HGフォーラムは次世代の有線ホームネットワーク規格「G.hn」を推進する業界団体であり、世界最大級の通信サービス業社、システム・チップセット製造業者など数多くのメンバー企業で構成されています。CES2015ブースではG.hn規格を組み込んだスマートTVとWi-Fiルーターを展示しました。また、G.hn規格における3種類の主要なシステムタイプ(電源線、同軸ケーブル、電話回線)を含めた複数ベンダー間の互換性機能デモを実施しました。これは、G.hn電源線とPLC(電力線通信)スマートホームシステムを介してHD映像を複数のTVに映すという大規模なネットワークを構築しています。 アリオンのグローバル技術統括本部長であるMark [...]