コンポーネント品質評価テスト
コンポーネント品質評価テスト サーバーの障害は企業に重大な影響を与えるため、安定した稼働品質が求められています。安定的な稼働には、コンポーネントレベルから品質を確保する必要があります。アリオンは、サーバーのコンポーネントの設計段階のコンサルティングから、開発段階の専門的な検証により、潜在的な問題を早期に発見するお手伝いをします。 コンポーネントの品質テストの必要性 サーバ―システムは、複雑なハードウェア構造や動作原理を持つため、大小様々な問題が起こります。 ネットワークカード、ファン、電源、CPU、メモリ、ハードディスク、RAID、マザーボードなど、各種コンポーネントが様々な異なる故障を引き起こす可能性があります。サーバー運用において、安定性と安全性は最優先事項です。したがって、コンポーネントの品質をチェックし、各コンポーネントが相互に互換性を持ち安定した動作を確保し、サーバーが期待通りの安定したパフォーマンスを実現できるようにする必要があります。 サーバー運用において、安定性と安全性は最優先事項です。したがって、コンポーネントの品質をチェックし、各コンポーネントが相互に互換性を持ち安定した動作を確保し、サーバーが期待通りの安定したパフォーマンスを実現できるようにする必要があります。 設計から量産まで、各段階でのコンポーネント品質テストを実施 サーバーコンポーネントの品質テストは、サーバー全体の品質管理の基礎となります。アリオンは以下の6つのコンポーネント品質テストによって、潜在的問題を早期に発見するお手伝いをします。 ■信号整合性テストは、信号送信プロセスの安定性を確保し、エラー率の低減と、他の要因からの干渉を防ぎます。アリオンは各種測定機器を用いて以下の測定を行い、潜在的なリスクを特定します。 スクリーンインターフェース信号測定 外部信号: aRGB、HDMI、DisplayPort 内部信号:LVDS、eDP、V by One 電源測定 Power sequence/Power Noise DC Power Load/Efficiency/Margin AC Power Test システムインターフェース SPI,LPC,I2C,I2S System Clock/PCIe/DDRx MIPI D-Phy TX,SDIO SATA/NVMe/SATAe/M.2 I/Oインターフェース USB、Thunderbolt、Ethernet、SD Card 安全性テスト ESD Power Surge 放熱測定 Components Thermal & De-rating Test System Thermal 電池測定 AC Adaptor Overload Battery Charging, Battery Life 主要な測定機器の紹介 信号整合性テスト関連の詳細情報については、こちらをご覧頂けます。 ■サーバーに必要なケーブルとコネクタに対して、アリオンは様々な世界的な技術規格の認定を提供しています。また、「ケーブル&コネクタ検証ラボ」にて、様々な設備やテストツールを用意し、お客様のご要望に応じてカスタマイズした検証テストプランをご提供するなど、お客様の様々なニーズに応えます。 サーバーのケーブルとコネクタのアプリケーションタイプ 設備環境 ケーブル・コネクタ検証テスト関連の詳細情報については、こちらをご覧頂けます。 放熱設計は、サーバーハードウェア設計の重要なポイントの1つです。今日のサーバーの消費電力と使用形態は高電力且つ高密度です。「42U Rack」を例に挙げれば、消費電力は20キロワット(1Uあたり500ワットで計算)を超える可能性があります。放熱が不十分な場合、電気代が高価になるだけでなく、エネルギー節約も悪くなることでサーバーが不安定になり、高温やより深刻な結果を招く可能性が高くなります。 アリオンの冷却ファンテストは、「Air Movement and Control Association(AMCA)」仕様に準拠しており、各種ファン、冷却モジュール、システム、サーバー等に対してパフォーマンス評価、流動抵抗テスト、耐熱性等の測定を実行できます。 システムインピーダンス曲線測定の概略図 ■サーバーコンポーネントには、性能だけでなく安定性も求められます。アリオンは、様々な環境変数とユーザーシナリオシミュレーションを通じて、信頼性テストを提供し、製品の耐久性検証を効果的にサポートします。 過酷な環境テスト(塩水噴霧、ガス腐食など) 温度テスト 湿度テスト 加速寿命測試 震動と衝撃テスト サーバーシステムでは、アプリケーションの違いによって、プロセッサ、メモリ、ストレージ、ネットワーク等、各コンポーネントに対するパフォーマンスの要件が異なります。アリオンは、コンポーネントタイプに応じて様々なパフォーマンステストを行い、詳細なレポートを提供いたします。 コンポーネント品質評価テストについてご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。 アリオン株式会社 お問い合わせ窓口:service@allion.co.jp ...
ソフトウェア検証テスト
ソフトウェア検証テスト すべてがインターネットに繋がる現代では、ソフトウェアとモバイルアプリケーションはIoTを推進する原動力です。一方でソフトウェアは種類が多く細分化しており、プラットフォーム・デバイス・ハードウェアも多様化しています。各メーカーが直面している大きな課題の一つが、多種多様なハードウェアとシステムにソフトウェアをリンクさせユーザーエクスペリエンスを向上させることです。 ソフトウェアテストを通したインタラクションの向上 ソフトウェアテストは製品のデザイン・開発プロセスにおいて重要な役割を果たしているにもかかわらず、軽視されがちです。現在は新しいソフトウェアが毎日のように世に送り出されるだけでなく、市場にはライバルも多数存在します。デザインに問題があるソフトウェアは、すぐユーザーに忘れられるでしょう。特に体験としてのインタラクション(Experience-Interaction)を重視するゲーム、ネットショッピングのプラットフォーム、IoTデバイス、及びソフトウェア開発、ソフト・ハードウェアの整合性確保などは、反復検証を通してデザイン上の欠陥を見つけなければ、製品性能の向上や環境との相互運用性の確保は難しいことでしょう。 アリオンのソフトウェア・テスト・エコシステム ソフトウェアテストは開発者にではなく、サードパーティに任せるのがベストです。全面的な検証プログラムと、丁寧な確認/評価を通して、サードパーティは客観的なフィードバックを提供し、製品に潜むリスクを発見し、早い段階で問題を解決することができます。アリオンAIラボは、検証分野における経験豊富なだけでなく、AI自動テストを積極的に導入しています。各製品に特化したデータベースを構築することによってソフトウェアテストの効率を大幅に向上させ、より完成度の高い情報と知見をお客様に提供することができます。 アリオンのソフトウェア・テスティング・エコシステム(Software Testing Ecosystem)では、ソフトウェア・サービス・ビッグデータ解析という三つの領域をカバーしています。 Ⅰ.ソフトウエア ソフト・ハードウェアの整合性検証 パソコン周辺機器やスマート家電・ウェアラブルデバイスは、バンドルされたソフトウェアと一緒に使わなければ機能しないケースが見られます。しかし有線・無線接続にかかわらず、1対1のペアリングにすら互換性のトラブルが発生しかねません。ソフトウェアがうまくハードウェアを作動させられないといった問題は、ユーザーに悪いイメージを与えてしまいます。 検証チームは、製品の特性に合わせてテストプロセスをカスタマイズし、ソフトウェアの性能とパフォーマンスを測定できます。 検証対象:IoTデバイス:スマートリストバンド+スポーツアプリ、スマートスピーカー+キャスティング再生アプリ、PC周辺機器+アプリケーションソフトウェア など モバイルアプリケーションテスト 数あるアプリの中でも最も多いのはゲーム、ショッピング、SNSなどです。アリオンはお客様のアプリのiOS/Androidでの相互運用性、各メーカーのスマートフォン・タブレットでの動作の安定性を検証できます。例えばゲームだと、画面回転時の不具合やアプリのクラッシュ、表示遅延といったトラブルが起きた場合、ユーザーに悪いイメージを与えてしまいかねません。このため、事前の検証作業は非常に重要です。 検証対象:ゲームメーカー、ビデオゲーム・携帯ゲーム・VRゲーム など Ⅱ.サービス検証 ソフトウェアテストを通して、製品の各OSで相互運用性と安定性を検証できます。また、ソフトウェアのユーザーエクスペリエンス検証も可能です。ネットショップ運営会社、ゲームメーカー、各ソーシャルメディアといった様々な業界がアプリを公開しています。製品の内容や特色に力を入れる以外に、ユーザーエクスペリエンスも重視する必要があります。 例えばショッピングアプリを使うとき、UIが画面サイズに合わない、カートに入れた商品が消えた、ログイン認証がうまくいかないといった問題は、ユーザーの購買意欲を損なってしまう恐れがあります。ブランドへの信用度や業績にも悪影響を及ぼすでしょう。 製品の全面的な改良と手に馴染む操作感を生み出すため、アリオンはソフトウェアの相互運用性・機能・操作感・信頼度という四つのコア要素を検証し、ソフトウェアの基盤がしっかりしているかどうかを確認します。そしてソフトウェアのユーザーエクスペリエンスを検証し、UIがユーザーの期待と目的に適しているかどうかを確認します。 検証対象:ネットショッピングアプリ、動画・音楽キャスティングプラットフォーム など Ⅲ.ビッグデータ解析 ソフトウェアテストのプロセスにおいて、AIによるテスト自動化は人件費を大幅に削減し、テストの精度を向上させます。それだけでなく、質的・量的テストを通して積み重ねてきたビッグデータは、より良い製品とサービスを作り出すための重要な評価項目の一つでもあります。アリオンは各ソフトウェアやアプリケーションプログラムに応じたAIテストプログラムを設計し、データベースを作っています。リアルタイム監視とデータの蓄積を通して、製品の改良とユーザーエクスペリエンスの向上のための礎を築くことができます。 ...
スマートホーム向けIoT検証ソリューション
スマートホーム向けIoT検証ソリューション 次世代通信規格「5G」はスマートホーム市場の成長を加速させる一方で、5Gが使用する周波数帯域の一部が4Gや軍用レーダーなど既存のWi-Fi帯域との干渉問題が一層懸念されています。それに伴い、製品メーカー側は今後無線製品を開発する上での様々な課題を抱えているでしょう。 アリオンは、IoTデバイス検証試験の専門家として、実際に様々なスマート家電製品を検証し、実験データを蓄積することで、機器機能性やアプリケーション、ハードウェアとソフトウェア整合性などの課題に対しスマートホーム向けIoT検証ソリューションを提供しています。 安全かつ快適なスマートホームを実現してみよう IoTで全てのモノがつながる時代において、ユーザーはモバイルアプリやスマートスピーカーで操作するだけで、スマートエアコンやスマート電球などを簡単にコントロールできるようになります。 AmazonやApple、Google、Xiaomi、Huaweiなどの大手企業間の競争は熾烈を極めています。それぞれのエコシステムを構築することで、より「高利便性」「省エネ」「快適性」を実現できると期待しています。 スマートホームエコシステムにおいて幅広い製品が相互作用しています。 家電をネットに接続したとき、繋がらない・遅い・不安定・・・? アリオン専門家チームが検証した結果(図1)により、デバイスとAPの相互接続性からクラウド間のデータ同期まで、様々な問題や潜在的なリスクが出てくることがわかりました。 図1:検証試験により見られがちな問題 製品の不具合で困ってます? 全面的なソリューションで時短に解決しましょう! アリオンは、製品の潜在的な問題点を解消するために、長年蓄積されたノウハウを活用し、5つのソリューションを提供しています。 ■Wi-FiとBluetooth技術を利用したスマートホーム製品の普及や、スマート化した生活家電製品の増加により、スマートデバイスの無線接続(Wi-Fi、Bluetoothなど)に関する性能と品質を確保することが重要となっています。 Wi-Fi データで分かること: (1) IT専門調査会社であるIDCによると、Wi-Fi搭載機器の年間出荷台数は2023年までに200億台となり、その中でWi-Fi 6搭載機器の年間出荷台数は50億台に達すると予測されます。 (2) Ciscoの調査によると、現在の4G時代ではデータ伝送はWi-Fi経由が59%を占めていますが、5G時代では71%を占めるようになり、5G経由のは30%以下に下回ることが予測されます。 ・Wi-Fi 全シリーズ認証プログラムに関する詳細はこちら Bluetoothデータで分かること: Bluetooth テクノロジー協会(Bluetooth Technology Alliance)が発表したBluetooth市場動向2020により、年間スマート家電の出荷台数は2023年までに5億4,000万台に達し、ゲームやテレビなどの関連分野に関する出荷台数は約9億台を見込まれています。その中で音声制御機器がBluetooth技術に対応すると予想されています。 ・Bluetooth認証プログラムに関する詳細はこちら ■関連試験 OCF Thread Amazon Alexa 製品検証では、ハードウェア信号の測定と無線性能の検証が最優先されます。 アンテナ性能試験で確認されたこと:品質の鍵を握る優れたメカニカル設計 筐体にプリント基板(PCB)をアンダーフィル剤で固定されたいたBluetooth製品は周波数帯が通常の2.4GHzから1.9GHzになる傾向があり、より多くの反射損失(Return Loss)になってしまいます。 根本的な原因を見つけた! 原因を特定して問題を解決しましょう アリオンの専門家チームはを様々な要因を考慮しながら検証を行っています。その結果、アンダーフィル剤の問題であることが分かりました。 アンダーフィル剤はエポキシ樹脂がが用いられ、その重さがアンテナの形をやや変えました。わずかな重さでの影響が、周波数が変わりました。解決方法は、最初アンテナの周波数を2.7Ghzまでに調整し、アンダーフィル剤を入れると、希望通りの2.4 GHzで動いています。 消費者にとってよく気付くことは、アプリのダウンロード及びスムーズな操作、接続不安定といった問題です。そのため、優れたソフトウェアアプリケーションと相互接続の経験が製品の成功に導く鍵となるでしょう。 ・ ソフトウェア検証ラボ: ユーザー視点から製品のカテゴリあるいは特性に応じたソフトウェア品質検証ソリューションを提供しています。 ・ 相互接続性・互換性検証ラボ: 市場にリリースされる前の段階で他社製品(ハードウェア/ソフトウェア)と相互接続性・運用性が確保できているかを確認します。 スマートロックが不具合の原因で解錠できなくなり、スマートではない製品に戻りましたか? 「スマートロックが無線アクセスポイントに接続できず」「スマートロックが携帯電話とペアリングできない」といったスマートロックが反応しないので、施錠されたままで家に入れないという時はありませんか? これらの潜在的なリスクの中で、アリオン検証チームがビッグデータを分析した結果により、 1.スマートロックはL社の無線アクセスポイントに接続できない確率は約20%を占めていることが分かりました。 Wi-Fi AP Connection Result Fail Rate ASUS OK 0/10 Netgear OK 0/10 Linksys* NG 2/10 D-Link OK 0/10 TP-Link OK 0/10 2.スマートロックとS社の携帯電話をBluetooth経由でペアリングできない確率は約50%を占めていることが分かりました。 Phone Connection Result Fail Rate Apple OK 0/10 Huawei OK ...
メッシュ Wi-Fi 検証
メッシュ Wi-Fi 検証 メッシュWi-Fi技術では、複数の無線ルータを同期し、必要に応じて接続先を切り替えることで広い範囲をカバーします。室内にどこでも快適なWi-Fi環境を実現します。 スマートフォンや家電など、家庭内やオフィスの様々なスマートデバイスが無線LANルータを通して通信するようになりました。一台のルータですべての通信を担うことが難しくなるため、メッシュ技術に対応したWi-Fiルータが増えてきました。 メッシュWi-Fi 検証ソリューション アリオンは長年に渡る無線製品検証の見識をもとに、次の6つの観点から製品を詳細かつ的確に評価します。製品の持つ性能や、RFパフォーマンス、接続互換性、ユーザーシナリオ検証など、メッシュWi-Fi技術を測定するための様々なソリューションを提供しています。 メッシュWi-Fi AIテスト自動化 アリオンのAIテスト自動化では、一貫した再現性ある手法でテストを行います。これによってメッシュWi-Fi環境をシミュレートし、APと各デバイスにおける膨大な無線信号範囲及び接続速度を確認します。 動的周波数選択(dynamic frequency selection,DFS) DFSチャンネルとは、Wi-Fiと気象観測・軍用レーダーが共用する5 GHzチャンネルのことです。5GHz帯は多くの国で気象観測・軍用レーダーとして利用されていることから、一部のチャンネルがWi-Fiで利用するチャンネルと重複しています。安全性を確保するために、重複チャンネルを利用するWi-Fi製品に対し、DFS認証を実施する必要があります。DFSの認証規範によると、5 GHz帯を利用するWi-Fi製品が同じ帯域でレーダー波を検知した場合、自動的に他のチャンネルに変更しなければなりません。 アリオンは軍用レーダーや気象レーダーをシミュレートすることで、レーダー波を検知した際に自動的に他のチャンネルに変更するかなど、必要な検証を実施できます。 ベンチマーク・競合分析 総合的な第三者検証ソリューションを提供するアリオンは、メッシュWi-Fiルータについて実際の利用状況をシュミレーションした試験環境を構築することで、問題原因をより正確に特定いたします。信頼できる試験によって製品の正確な状況を把握することで、製品の品質や性能、ユーザーエクスペリエンスの向上を可能にします。 ...
無線検証
無線検証 Wi-FiやBluetooth、3G/4G、そしてGPSといった無線技術に関して長年に渡る検証実績がございます。 製品開発の全ステージを対象とした、業界最高クラスの総合的な無線検証ソリューション IoT技術の発展は、私達の生活に様々な変化を及ぼし続けており、Wi-FiやBluetooth、3G/4G、そしてGPSといった無線技術を活用した様々な製品が市場に溢れています。アリオンは無線製品の付加価値を向上させるため、性能評価、互換性検証、ロゴ認証、競合製品との比較など、製品の目的に応じた様々な検証サービスを取り揃えております。 アリオンは、無線技術に関して長年に渡る研究開発と試験の実績がございます。EVT、DVT段階ではアンテナ、PCBボード等のコンポーネンツを対象とした各種検証を、PVT段階ではシステム統合の確認、接続互換性、規格ロゴ認証、そして比較分析といった、幅広い検証ソリューションを提供しております。また、高度な試験ソリューションを行うことで、お客様の製品に潜む問題点やリスクの発見をお手伝いしております。そうして蓄積されたデータは、ファームウェアの改訂やバージョンアップのための重要なデータベースとして利用可能です。 主な製品の種類 Antenna PCB Board System 無線製品対象 試験ソリューション 1. RF 性能試験 アリオンはWi-Fi, Bluetooth, 2G/3G/4G, GPSなど、無線製品を対象とした豊富な試験環境を取り揃えており、製品のRF仕様に応じて、製品の持つ品質と性能を詳細かつ的確に評価いたします。アリオンの堅実な検証手法によって、お客様が必要とする品質・性能の確認試験を行うことができます。 試験項目一覧: ▶詳しくはこちら:RF検証ラボ 2. 比較試験 アリオンでは製品の種類に関わらず、業界最高クラスの総合的な検証プランをお客様の目的に応じてカスタマイズ可能です。最適な比較対象のピックアップや、市場での類似製品との比較、自社製品の過去発売機種との比較といった、様々な検証を行うことができます。試験結果の解析によって、問題点やターゲットとされる市場での製品の特徴がクリアになることでしょう。競争力ある製品の開発に向け、ぜひアリオンの比較分析サービスをご利用下さい。 ▶比較分析試験については、こちらの記事もご参照ください。802.11ac アクセスポイントの性能を徹底比較! 3. 接続互換性検証 新製品の開発時、OSとフレームワークの構築は製品性能を拡張するためのキーポイントです。試験対象となる製品と、その周辺機器との接続時に起こり得る接続互換性の問題は、エンドユーザーにとって影響が大きく、重大な懸念事項となり得ます。アリオンでは、基本的なシステム/ソフトウェアとの両立性確認と、高度な接続互換性の確認を行うことで、接続失敗のリスクを減らし、顧客不満要素の改善へと繋げます。 4. 規格ロゴ認証試験 アリオンはUSB, HDMI, Wi-Fi, DLNA, Bluetoothをはじめとした30種類を超えるロゴ認証プログラムを提供しており、試験実施からデバッグサポート、認証取得までワンストップで実施します。各規格のアライアンスとも密接な関係を構築しており、最新の情報、サービスを速やかに提供する体制を整えております。認証取得のお悩み、問題の特定といったお困り事がございましたら、お気軽にご相談ください。 ▶無線関連認証試験 Wi-Fi Bluetooth Matter ...
ヒートマップ検証
ヒートマップ検証 IoT製品向けの無線検証は、従来製品と比べ確認のポイントが異なるため、ノウハウが必要です。アリオンは「信号ヒートマップ解析」と「RF無線通信検証」により、お客様の製品が持つ課題に対し、市場に出す前の段階で解決へと導きます。 IoT製品の場合、従来の無線検証だとカバーしきれない部分があります。「IoT製品」、「無線ネットワーク」、そして「エリア」という3つの要因は全て密接に関連しており、実際の利用状況を考慮する必要があります。アリオンでは、より実際の利用環境に近い状況で検証を行えるよう、ユーザーシナリオの観点から無線ヒートマップ検証を行っています。 試験サービス 無線LANを可視化 - 通信時の問題点を発見 特定エリアの無線信号を検証 IoT製品の性能と通信品質は、アクセスポイント(AP)の設置場所や周囲の環境(設備、家具の材質など)が原因となることがあります。ヒートマップで受信信号強度(RSSI)を示すことで、スマートデバイスの無線接続(例:Wi-Fi, Bluetooth, Zigbeeなど)性能と信号強度など、品質を具体的に把握できます。 特定エリアのネットワーク接続性能を検証 特定エリアのネットワーク接続性能を分析するため、ヒートマップ分析で以下の3つのポイントを確認します。 レイテンシ(Latency) スループット(Throughput) パケットロス(Packet Loss) デバイスの通信品質 検証/解析 IoT製品の種類、メーカーの違い、プロトコル、周辺環境やユーザーの利用方法など、様々な要因が無線信号の性能に影響を及ぼします。アリオンは実際の利用状況をシュミレーションした試験環境を構築・制御することで、問題原因をより正確に特定します。 無線信号が飛び交う環境では、周波数同士が隣接する帯域(Wi-Fi、Zigbee、Threadなど)は信号干渉を引き起こし、性能の低下に繋がる場合があります。アリオンでは、ユーザー行動を再現しながら製品の無線性能を確認し、ユーザーエクスペリエンスの向上をサポートしています。 無線性能に影響を及ぼす主な要因(例) APとデバイスの距離 家具や家の材質 APの配置場所 関連試験 RF無線通信 検証ソリューション 相互接続性・互換性検証 Wi-Fi Bluetooth ...
ストレージ検証
ストレージ検証 アリオンのSSD総合検証ソリューションでは、設計開発から市場出荷段階に至るどの段階においても、製品に潜む潜在的な問題を発見するお手伝いができます。 ストレージ総合検証 アリオンではHDDやSSDといったストレージベンダーに向けて、互換性試験や比較分析を始めとした各種検証サービスを取り揃えております。設計開発の段階から、市場での販売段階に至るまで、様々な角度からご利用いただけるストレージ評価手法を開発しており、潜在的な脅威の発見と、市場における製品の信頼性獲得を支援します。アリオンのストレージ総合検証ソリューションを実施することで、品質向上の鍵となることをお約束いたします。 ハードウェア検証 規格ロゴ認証のコンプライアンス準拠確認 信号品質測定 インターフェース適合性試験: Thunderbolt / NGFF / NVMe 互換性試験 様々な種類の検証を含む試験マトリクスの作成し評価が可能: 製品タイプ:PC、ノートブック、タブレット… OS: Windows, Mac OS, Linux, Android チップセット RAID 多様な検証に応じた豊富な試験対象機材を準備 パフォーマンス評価 長期的、包括的かつ動的なパフォーマンス評価 幅広く採用されたベンチマーク試験ツールを複数準備 難しいケースの場合にはアリオンが独自設計したベンチマーク試験ツールを使用 ユーザーシナリオシミュレーションのため予め決められた作業負荷の実施 試験結果の詳細なグラフ分析を提供 データ保全性試験 SSD Self-Trim機能とFlush Implementation確認による長時間ストレス試験 不具合/バグ由来のデータ漏洩確認によるデータ適合性試験 信頼性試験 耐久性試験 長時間、データ破損なくストレージが作業できるかを確認 JEDEC Client Class(Common User Scenario)を実行:40℃、8時間/日、30℃で電源OFF パワーサイクル試験 電源ON/OFFの繰り返し(1000回) デバイス検出試験(Device Detection Test) データ入出力試験(Data I/O Test) 予期しない電源OFF(Unexpected Power Off) システム起動(System Cold Boot) OOB検出(OOB Detection) 電源瞬断(Power Interruption [Flush]) 温度試験 温度加速試験(Extreme Working Temperature Test) 温湿度サイクル試験 消費電力試験 様々な動作モード毎のSSDの消費電力測定 低電力(Partial/SlumberおよびDEVSLP)ステータス測定 バッテリー寿命測定 テストケースごとに異なるシナリオを適応可能 長時間消費電力分析 ノイズ干渉 他の高速信号ラインと対象製品との間に発生したノイズ干渉が互いに影響を及ぼし合わないかを確認 近距離EMI測定(Near Field EMI) ...
ハードウェア品質検証(HQA)
ハードウェア品質検証(HQA) アリオンのハードウェア品質検証では、開発の各ステージに応じた検証サービスの実施により、製品に潜む潜在的なリスクの発見と原因の発見をお手伝いします。 製品開発の各ステージに応じたエンジニアリングサービス ハードウェア設計において、開発初期の段階で発見されなかった問題点が、後に大きな問題として立ち上がることがあります。アリオンのハードウェア品質検証では、開発の各ステージに応じた検証サービスの実施により、製品に潜む潜在的なリスクの発見と原因の発見をお手伝いします。 3つのカスタマイズサービス 1. ハードウェア設計検証 (Hardware Design Validation) ハードウェア設計検証では、開発初期の段階における重要課題の発見をサポートします。アリオンのエンジニアが設計回路と配置配線をチェックし、製品に潜む問題点の指摘と改善提案をタイムリーに行います。ハードウェア設計検証サービスでは、主に以下の検証を提供しています。 シグナルインテグリティ(Signal Integrity) 高速信号インターフェース: LPDDR/DDR 2.0/3.0/4.0, MIPI D-PHY/M-PHY TX/ UFSII 電源管理: AC/DC Power Efficiency, Power Factor, Inrush Current, Protection Function Check ディスプレイ インターフェース: LVDS, V by One, aRGB (D-sub) Electrical Generic I/O: SSPI/LPC/I2C/Smbus, Ethernet: 10/100/1000, 10Gbits メモリ インターフェース: SD 3.0/4.0(UHS-I/II), eMMC /eMCP ケーブル/コネクタ: Electrical Test, High Frequency Test 主要コンポーネント検証(Key Component Validation)製品の品質をより確かなものとするには、コンポーネントの検証と互換性の確認が効果的です。アリオンはOEM/ODMベンダーの選定を支援します。 無線通信・高速信号検証(RF Validation)RF信号の品質は、ユーザーエクスペリエンスにおいて重大な影響を及ぼすことがあります。アリオンでは性能、速度(高速・低速)様々な無線環境と検証サービスに基づいた、RFノイズ干渉への耐性測定や分析を実施しています。 アンテナ&RF受信性能検証 通信端末機器の検証環境設計 垂直型の小型電波暗室の設計および検証実施 組込みモジュール検証 EMI/EMS & RF 性能検証 電波法規制関連試験 2. 信頼性試験(Reliability Test)製品が使用される環境の変化は、品質検証のプロセスにおいて無視することの出来ない重要な項目です。アリオンでは温度や湿度、気圧の変化といった過酷な環境下での使用状況を再現し、製品が正常に動作を継続できるかどうかを確認します。 過酷環境試験 温度試験 湿度試験 加速寿命試験 振動・衝撃試験 3 ...
携帯電話・モバイル検証
携帯電話・モバイル検証 携帯電話やスマートフォンといったモバイル製品メーカーは、競争力を維持するために優れた技術を低価格で提供することが求められています。アリオンでは、製品開発における各ステージを対象とした専門的なエンジニアリングサービスによって、より良い製品開発を支援しています。 携帯電話・スマートフォンに関する製品品質をサポート 携帯電話やスマートフォン等のモバイル製品メーカーは、競争力を維持するために優れた技術を低価格で提供することが求められています。アリオンでは、製品開発における各ステージを対象とした専門的なエンジニアリングサービスによって、より良い製品開発を支援しています。 ハードウェア/ソフトウェア製品に対する検証、認証試験、互換性試験、ユーザーエクスペリエンス改善、競合比較といった多岐に渡る製品品質サポートを提供します。 4つのカスタマイズサービス 1. モジュール検証&ベンチマーク モバイル製品にとってハードウェアのスペックによる製品差別化が困難になりつつある昨今において、ブランド価値向上と競争力強化のカギを握るのはソフトウェアとファームウェアです。製品ベンダーはソフトウェア、ファームウェアの改善に多くのリソースを投入しています。 アリオンは、モバイル製品に対して視覚、触覚、聴覚という3つの側面から製品を分析することで、開発段階のユーザーエクスペリエンス改善に向けた客観的な評価を提供しています。モジュール検証では、製品統合の前段階でコンポーネントの品質と機能が期待している性能を発揮できるかどうかを確認します。 アリオンでは、競合分析(CA)とユーザーエクスペリエンス(UX)という2つの方法を用いて、モバイル製品の性能を比較します。 競合比較(CA):情報に基づいた客観的な見通しから、製品設計と測位による隠れた強み・弱みを明らかにします。 ユーザーエクスペリエンス(UX):ユーザーが製品を利用するシナリオに基づいた製品評価と改善提案を実施します。ディスプレイ、カメラ、オーディオ、タッチデバイス、無線機器、バッテリーといったそれぞれの製品によって異なる試験を行います。 様々な機能の製品を試験できます。 カメラ オーディオ GPS ディスプレイ 電源 タッチデバイス 無線機器 ライトセンサー 2. ハードウェア品質確認 ハードウェア品質確認では、標準仕様や任意のハードウェアの性能基準に基づいて製品を評価します。 シグナルインテグリティ バッテリー測定 電源管理 信頼性確認 Wi-Fi信号品質確認 3. システム/ソフトウェア品質確認 新製品を開発する際、OSとファームウェアのカスタマイズは製品性能を強化するための鍵となります。アリオンは基本システム/ソフトウェアだけでなく、さらに踏み込んだ応用機能への試験も提供しています。 システム機能試験 性能試験 安定性試験 アプリケーション試験 接続互換性:USB, Wi-Fi, Bluetooth, SD …詳細については、次の資料をご参照ください。 【PDF資料】モバイル製品検証 4. 規格ロゴ認証試験 アリオンは30団体を超える規格標準化団体から、ロゴ認証プログラムの正規認証ラボとして認められています。ロゴ認証の取得は、製品の品質レベルを確認するだけでなく、品質を証明するロゴを表示することによりエンドユーザーの信頼にも繋がります。 Bluetooth Wi-Fi USB HDMI HDCP SD Google Meet スマートフォンUX解析 参照記事 ディスプレイ編 カメラ編 音質編(上) 音質編(下) タッチ編 お見積のご依頼やご相談など、気になる点がございましたらお気軽にお問い合わせください。 ...
ケーブル・コネクタ検証
ケーブル・コネクタ検証 ケーブルとコネクタを試験するために新設した専用ラボ、そしてケーブル・コネクタ分野における優れた技術力と知識を併せ持ったエンジニアが、製品の品質を確かなものにするために、品質確認や要求事項に対する適合性の確認をバックアップいたします。 ケーブル・コネクタのための検証体制を完備 USBやHDMI, DisplayPort, SATAなど、様々な種類のケーブル・コネクタが市場に出回っています。アリオンでは、こうした各種ケーブル・コネクタに対応した検証体制を完備しており、品質確認や要求事項に対する適合性確認および認証試験を行っています。ケーブル・コネクタのために新設した専用ラボ、そして優れた技術力と知識を併せ持ったエンジニアが、電気特性、機械特性、環境特性といった、ケーブル・コネクタに必要な各種試験を提供いたします。製品の信頼性を確保するために、アリオンのケーブル・コネクタ検証サービスをご利用ください。 アリオンのケーブル・コネクタ検証のご紹介 1. お客様のニーズに応えた柔軟な検証体制製品の高い信頼性を確保すべく、お客様のニーズに応えた柔軟な試験・検証サービスをご用意しております。アリオンのサービスをご利用頂くことで、開発にかかる時間と費用のコストの削減を実現お手伝いしております。目的に応じてカスタマイズ可能ですので、部分的な項目実施や問題原因分析を行うことができます。検証中に発見された問題点については、原因特定のための技術的なサポートを提供いたします。 フローチャート 試験設備のご紹介 詳細については、資料をご覧ください。 【PDF資料】ケーブル・コネクタ試験環境 2. ケーブル・コネクタ設計支援 アリオンのケーブル・コネクタ設計支援サービスでは、製品の設計・試作・量産の各ステージに応じた開発支援を行っています。設計段階では解析・シミュレーションを実施し、試作・量産段階では試験用フィクスチャの設計開発をそれぞれ提供しています。ケーブル・コネクタ製品のパフォーマンスを最大限に発揮するために、アリオンの設計支援サービスをご活用ください。 金属接点構造の解析 プラスチック成形フロー解析 高周波/高速信号シミュレーション 機械試験用のフィクスチャ設計 電機試験用のフィクスチャ設計 高周波/高速信号測定用のフィクスチャ設計 3. ケーブル・コネクタ用フィクスチャのご紹介 4. 規格ロゴ認証試験 アリオンはグローバルな規格標準化団体から認められた第三者認証試験機関です。30種類を超える認証プログラムを提供しております。USB, HDMI, DisplayPort, Thunderbolt, MHLといった主要なインターフェースの認証試験をワンストップで提供しています。認証取得のお悩み、問題の特定といったお困り事がございましたら、お気軽にご相談ください。 USB HDMI Thunderbolt DisplayPort USB Type-C ケーブル・コネクタ認証試験 実施企業 アリオンでUSB Type-C ケーブル・コネクタ認証プログラムを実施し、認証を取得した実績のある企業をご紹介いたします。 日本航空電子工業株式会社 ヒロセ電機株式会社 日本圧着端子製造株式会社 ※社名掲載許可をいただいた企業のみ掲載しています(順不同) ...