Allion Labs 

企業が直面する課題と難題を垣間見る

ある国内の通信事業者/ISPのお客様は、OpenSyncの2023年スマートホームセミナーに参加しました。この場でアリオンが日本、台湾、中国、米国などに拠点があり、製品の課題分析とデバッグ支援サービスを提供できることを紹介しました。このきっかけでこのお客様は、自社製品の問題の解決方法に悩んで、またエンドユーザーからのクレームによる契約解除を回避する方法について、アリオンのコンサルタントチームの協力を依頼し、本プロジェクトを始動しました。

背景説明

このお客様は、市販されるWi-Fiモデムが正常に機能しない、またはインターネットに接続できないという問題に直面しています。商品に対する苦情が殺到していますが、エンドユーザー側からの情報不足と、不具合を再現するノウハウが足りないなどの原因で、1ヶ月以上かかっても問題を解決できませんでした。このため、アリオンに相談に来ました。

当社のコンサルティングチームはまず全体像を把握できるようお客様とヒアリングを行いました。海外のODMサプライヤーに製品設計・開発を委託し、製品供給を受けることにより、自社の品質基準を満たすかどうかが常に懸念されて、発注企業の困難さと無力さがわかります。こんなビジネスモデルにより品質管理は重要な課題です。

 

アリオンのソリューションが品質管理課題を解決!

アリオンのコンサルティングチームは、3日間で課題分析とテストプランを設計し提案しました。このテストプランでは、お客様から頂いた情報をもとに、特定したネットワーク環境に向けたテストソリューションであり、より優れたユーザー体験を提供するよう、以下の方向性に焦点を当てます。

  • 全体的なネットワーク環境の分析
  • ユーザー・シナリオシミュレーション
  • Wi-Fiモデムの耐圧テスト

アリオンは、記録したログとテスト結果を分析し、根本的な原因を発見し突き止めることに成功しました。お客様の許可を頂いたことで、ODM側にも解決策を共有しました。またこの3日間で、コンサルティングチームは別の問題も発見し、遭遇する製品問題を排除し、新たなクレームを回避することに貢献しました。

Faster! Easier! Better! 価値共創を実現

今回のテストケースから、このお客様はODMサプライヤーとのビジネスモデルには多くの大きな問題や課題があることを十分に理解していただきました。アリオンは、グローバル体制を備えることで、海外ODM サプライヤーのビジネスモデルにおいて様々な対応が可能です。このお客様もアリオンのコンサルティングサービスの価値を理解されており、今後の製品品質計画について製品仕様、受入計画、RFQなどの支援を依頼し、実環境のユーザーシナリオにおいてどのような点を強化すべきかのアドバイスをアリオンに依頼されています。

この事例のように、何か問題に直面したときに、アリオンのコンサルティングチームが、円滑なコミュニケーションを通じて、最も効果的な解決策を最短時間で提供し、貴社の製品が「Time to Market with Quality(最短時間かつ高品質で市場投入)」という目標を達成できるよう支援します。

関連の検証テストサービスについてより詳しい情報をお求めの場合は、アリオンのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

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