【ニュース】パナソニック社製のルームエアコン、世界初のMatter 1.2認証をアリオンで取得
スマートホーム新標準規格「Matter 1.0」を策定するConnectivity Standards Alliance認定のMatter認証試験機関であるアリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明、以下「アリオン」)のグループ本社であるAllion Labs, Inc.(本社:台湾、CEO : Summer Chien)と、家電製品の世界的リーダーであるパナソニック・ライフソリューションズ・インド株式会社(本社:インド共和国 マハラシュトラ州 タネ、以下パナソニック)が、クラウドプラットフォーム「MirAIe(ミライエ)」を経由するルームエアコンを試験対象とし、Matter 1.2認証を取得したことを本日(12月26日)発表しました。この重要なマイルストーンの達成は、両社の協業による成功を通じて、お客様に新たなレベルの利便性と効率性を提供することに貢献できました。2024年2月より、Matterプロトコルを搭載したパナソニックのエアコンシリーズが、夏のシーズン直前にインドにおけるすべての主要な販売店およびECプラットフォームで販売される予定です。
Matterは、スマートデバイス間のシームレスな互換性と安全な接続性を可能にする画期的な規格として、異なるメーカーのスマート機器が容易に連携できるスマートホームエコシステムの基盤を確立し、消費者により便利で統合された生活体験を提供します。Matter 1.2認証によって、ルームエアコンを含めた新たな種類のデバイスが対応することになりました。このアップデートは、家電製品がサポート対象になったため、スマートホームの自動化範囲を拡大し、より包括的なスマートホームエコシステムへと拡張することが期待されます。
「アライアンスにとって、アライアンスメンバーが共に開発した技術を消費者が信頼できる製品に応用することを常に嬉しく思っています。このたび、先駆的な設計への揺るぎない献身を示し、Matter 1.2認証を取得したことはパナソニックとアリオンのコラボレーションの成功を強調しています。アライアンスは、IoT分野とスマートホームエコシステムの進化において、両社の取り組みで新境地の開拓に貢献できたことを称賛します。」と、Connectivity Standards Allianceの認証・試験プログラム責任者であるJon Harros氏は述べています。
本認定により、パナソニック社製のルームエアコンはMatterエコシステムにシームレスに統合され、ユーザーはスマートスピーカー、スマートフォン、タブレットなどのMatter対応デバイスからエアコンを制御・監視することが可能です。
図:アリオンのサポートによりMatter 1.2認証を取得したルームエアコン製品イメージ写真(Source: Panasonic)
「アリオンは、パナソニックのルームエアコンを試験対象に、Connectivity Standards AllianceのMatter認証試験機関として認証取得パートナーに選ばれたことを誇りに思います。」アリオンの代表取締役社長である中山英明は、次のように述べています。「パナソニックおよびConnectivity Standards Allianceとのコラボレーションは成功し、当社の信頼できる試験手法と認定ラボとしての能力が実証されました。我々は最先端のIoT技術の成長と普及を推進するよう、さらなるコラボレーション(協業)を期待しています。」
パナソニック・ライフソリューションズ・インドのチーフ・イノベーション・オフィサーであるManish Misra(マニッシュ・ミスラ)氏は、次のようにコメントしています。「私たちのビジョンは、スマートテクノロジーによって消費者の日常生活を向上させるイノベーションをもたらすことです。2020年にスマートホームプラットフォーム「MirAIe」をリリース以来、エアコンを購入する者の70%がこのプラットフォームを利用することがわかりました。そして今、インド初のMatter対応ルームエアコンを発売することで、MirAIeプラットフォームを次のレベルに引き上げています。インド・イノベーションセンターは、パナソニックにおいて多くのイノベーションの最前線に立ちます。Matterを通じて、幅広いテストを行ったことで、スムーズな相互互換性の提供、ユーザー体験をより快適にし、信頼性および安全性の確保などをアップグレードされたMirAIeプラットフォームの経由で実現できることを嬉しく思います。」
MirAIeはコネクテッドリビング体験を強化するために設計された革新的なプラットフォームであり、消費者は、MirAIe専用アプリを通じて、Matter対応エアコンを制御することができます。MirAIeとMatterの互換性は、日常生活を向上させるために、将来性のあるスマートでコネクテッドな体験を消費者に提供するというパナソニックのコミットメントを反映しています。近い将来、MirAIeを利用することで、ユーザーはエアコン、冷蔵庫、洗濯機など、ブランドに関係なく幅広いスマート家電をシームレスに制御・監視できるようになります。
アリオンは、Connectivity Standards Alliance と密接に連携し、お客様がMatter製品の適格性を検証できるよう専門的な経験と知識を提供しています。また、Wi-Fi、Bluetooth®、ThreadなどのMatter関連認証の試験機関でも認定されました。
Matter認証試験についてご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。
アリオン株式会社 お問い合わせ窓口:https://www.allion.co.jp/form/matter/
- パナソニック・ライフソリューションズ・インド株式会社 概要
世界中の家電製品、住宅、自動車、産業、通信、エネルギー分野の幅広いアプリケーション向けに革新的な技術とソリューションを開発する世界的リーダーであるパナソニックグループは、2022年4月1日付で、パナソニックホールディングス株式会社を持株会社とし、その傘下に8社を置く事業会社制に移行しました。1918年に創業したパナソニックグループは、「人と社会の豊かさを実現する」という創業の精神に基づき、新たな価値の創造と持続可能なソリューションの提供に取り組んでいます。2023年3月期の連結売上高は約8兆5,000億円。パナソニック・ライフソリューションズ・インド(PLSIND)は、パナソニックホールディング株式会社(PHD)の子会社です。PLSINDの詳細は https://www.panasonic.com/in/ をご覧ください。
- Connectivity Standards Alliance 概要
Connectivity Standards Alliance(コネクティビティ・スタンダード・アライアンス)は、モノのインターネット(IoT)の基盤であり、未来です。2002年に設立され、幅広いグローバルなメンバーは、日常生活、仕事、エンターテインメントを変える製品の発展を推進するよう、オープンスタンダードを立ち上げ、共同協力しています。メンバーたちの深く多様な専門知識、強力な認証プログラム、オープンなIoTソリューションにより、アライアンスはより直感的で想像力に富み、便利な世界への動きをリードしています。Connectivity Standards Allianceの詳細はhttps://csa-iot.org/ をご覧ください。
- アリオン株式会社 概要
アリオンはIT、自動車、IoT、家電業界向けにカスタマイズされた試験や認証、検証、コンサルティングサービスを提供する国際的なエンジニアリング企業です。Connectivity Standards Allianceに認定されたMatter認証試験機関、および認証・検証業界のリーダーとして、高品質で信頼性の高い製品を市場に提供するソリューションを支援しています。詳細はhttps://www.allion.co.jp/ をご覧ください。
- 本リリースに関するお問い合わせ先
■報道関係の方
- アリオン株式会社:marketing-info@allion.co.jp
- パナソニック:rachamalla.pritesh@in.panasonic.com
- Connectivity Standards Alliance:Press@csa-iot.org
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