Allion Labs / Ralph Liao

デスクトップモニターの発展や、高いリフレッシュレートと大型スクリーンの普及に伴い、高い更新率と低いティアリングを備えた大画面が求められています。同時に、個人のブラウジング/文書作成/仕事用としてモニターを使う以外にも、家庭用ゲーム機向けにモニターとして使うユーザー層が増えており、シンク側とソース側の接続の利便性は、ユーザーにとってより重要な要素となっています。

家庭用ディスプレイの使用エコロジー

シンク側とソース側を簡単に起動し、すぐに使用できるという秒速の体験で、ユーザーエクスペリエンスは大幅に向上します。さらに、モニター使用時、ユーザーはすぐに手が届くよう個人用パソコンモニターの前に座っていることが多く、ユーザーは「モニターのボタンを押せばXbox / PS5 / Switchが同時に起動し、すぐに刺激的なゲームバトルを楽しめる」という秒速体験を求めています。

例えば、ブルーレイプレーヤーやApple TVのようなセットトップボックスなど他の映像音響機器がある場合、同様の使用シナリオで製品体験が大幅に向上することから、家庭用ディスプレイの使用エコロジーは、以下の様に大まかに2つのタイプに分類することができます。

1. eスポーツ用モニター(ゲームのヘビーユーザー)

2. 家庭用大型パソコンモニター(ゲームのライトユーザー)

実際使用する際にどんな問題が発生したか

ワンキーでモニターとソースデバイスの起動を実現するには、CEC機能について少し説明する必要があります。CEC(Consumer Electronic Control)機能とは、HDMI規格の特性の1つで、1つのリモコンだけでHDMIインターフェースに接続されたすべての機器をHDMI規格経由で制御できる設計のことです。

従来、CEC機能の使用シナリオは主にTVの使用に基づいて構築されており、モニターにはこの機能を使用する機会が少なかったです。しかし、新型コロナウイルスの流行により、人々の生活スタイルが根本的に変わり、ユーザーの在宅時間が長くなるにつれて、リモート勤務や自宅での娯楽が不可逆的なトレンドとなっています。次第にPCモニターや高スペックモニターへのニーズが増えて、仕事の合間にリラックスしたい時、ユーザーは席から移動せずとも、高リフレッシュレートで低ティアリングのeスポーツ用モニターで、すぐにゲームを楽しめるようになりました。そのため、現在のユーザー環境で、モニターのCEC機能をいかに便利に利用できるようにするかが、大きな課題となっています。

これまでテレビでCEC機能を使用した経験から言えば、次のような問題が発生することが多く、この便利な機能を十分に活用できていませんでした。

1. ソース側のリモコンでシンク側の機器を起動できない

2. シンク側のリモコンでソース側の機器を起動できない

3. ソース側のデバイスでシンク側のデバイスを起動したとき、対応する入力に自動で切り替わらない

4. CEC連動の一部機能(音量、再生/一時停止、次のコンテンツに進む/前のコンテンツに戻る)が使用できない

モニターの応用環境に話を戻しましょう。ユーザーとシンク側の距離が縮まったため、ユーザーはボタンでモニターを操作するだけで、連動してソース側のデバイスも一緒に制御できるというCEC機能に、更に注目に集まっています。この他にも、一部のユーザーは、入力ポートの数や音響に対しより高度なニーズを持っており、このような使用シナリオに対応するために、アンプなどのデバイスが接続される場合もあります。

アリオンが提供できるテストサービス

映像検証分野で長年の経験があるアリオンは、製品の安定性、信頼性、互換性を向上させるために、様々な製品に対して総合的なテストとコンサルティングサービスを提供しております。

  • 互換性テスト
  • 機能テスト
  • ユーザーエクスペリエンスの評価テスト

アリオンのテスト経験により下述した接続方法で多くの問題が判明し、関連テストサービスに対応することが可能です。

 2 BOX Compatibility Test 

 3 BOX Compatibility Test(Optional)

アリオンは、ユーザーシナリオに合わせてカスタマイズしたテストコンサルティングサービスだけでなく、競合他社製品の評価・分析にも対応することが可能です。お客様の製品の性能とユーザーエクスペリエンスを向上させ、激しい製品競争でブランドの評判を高め、お客様がマーケットチャンスをつかむのをしっかり支援いたします。

関連の検証テストサービスについてより詳しい情報をお求めの場合は、アリオンのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。