【ニュース】MediaTek製モニター向けのチップ、最新DisplayPort UHBR Sink認証をアリオンで取得
第三者認証試験、品質検証、およびコンサルティングの総合的な第三者検証ソリューションを提供するアリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明、以下「アリオン」)のグループ本社であるAllion Labs Inc.(本社台湾・台北市、CEO:Summer Chien)が2022年7月27日、MediaTek Inc.社(本社台湾・新竹、CEO:Ming-Kai Tsai、以下MediaTek)のモニター用のチップ(モデル:MT9810YGTJ/DG)を対象に、DisplayPort UHBR Sink認証取得を支援したことをお知らせいたします。
このチップは、HDCP 2.3認証も取得した製品となり、世界初の最新かつ完全な規格の要求を満たしたDisplayPort UHBR Sink製品となります。この二つの認証試験はアリオンで実施され、それぞれの試験結果はVESA(Video Electronics Standards Association、以下VESA)およびDCP(Digital Content Protection LLC)に提出されました。
図1:世界初の最新かつ完全な規格要求を満たしたUHBR Sink製品
アリオンは大手半導体メーカーであるMediaTekと共に、DisplayPort UHBR規格を推進してまいります。今回試験に合格したMediaTek製Scalar ICチップはVESA最新Enhanced mDP コネクタを搭載し、DisplayPort UHBR伝送速度およびCable ID detection規格への対応などの機能を提供します。これに加え、アリオン最先端の試験設備と専門的なデバッグコンサルティングサービスを通じて、当チップを搭載したDisplayPort UHBRモニターに関するあらゆる状況をシミュレーションしました。この度の連携を礎として、今後試験実施を希望されるDisplayPort UHBRモニターメーカーに向け、開発スケジュールの短縮とコスト削減の実現を支援いたします。
図2:VESA新世代Enhanced mDP コネクタ
以下は今回実施した試験項目です。
- DP40/DP80 Certified Cable Compatibility Test
- UHBR PHY Layer Test
- UHBR Link Layer Test
- UHBR FEC Test
- UHBR Source Platform Compatibility Test.
- EDID CTS 1.3
- UHBR HDCP2.3 Test
- Differential/Common Return Loss
- DP 1.4A CTS
アリオンはVESAの認定されたDisplayPort UHBR試験機関となり、製品開発から生産管理、認証取得までワンストップで対応し、幅広い分野におけるお客様にとって最も心強く信頼できるパートナーです。長年にわたり培ってきた経験を活かし、より高品質で効率的な検証ソリューションを提供できるよう努めてまいります。
DisplayPort UHBR認証試験またはAdaptiveSync、DisplayHDR などDisplayPort関連認証試験についてご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。
アリオン株式会社 お問い合わせ窓口:service@allion.co.jp
■ MediaTek Inc. 概要
年間約 20 億台のコネクテッドデバイスを提供しているグローバルファブレス半導体メーカーです。モバイルデバイス、ホームエンターテイメント、コネクティビティ、および IoT 製品向けに革新的なシステムオンチップ(SoC)の開発で市場をリードしています。詳細については、https://www.mediatek.com/をご覧ください。
■ アリオン株式会社 概要
アリオンは創業以来、IT/家電製品を始めとした認証・検証を事業の柱としています。DisplayPortのほか, HDMI, HDR10+、UHDA、DisplayHDR, IMAX Enhanced Programといった映像規格のプロフェッショナルが在籍しています。最新の技術動向に追随しながら、業界最高レベルの品質向上・開発支援サービスを提供しています。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。https://www.allion.co.jp/
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