スマートTV検証ラボ
IT専門調査会社であるIDCによると、世界中のスマートホームエンターテインメント製品の出荷量は、5年以内457.5億に達すると予測されます。スマートTVは数多くの機能が備わっており、有線無線問わずネット接続との親和性の高い製品でもあります。また、最新機種は音声コントロール機能を備えており、様々なIoT製品に対応しているため、スマートホームの中心的な製品となっています。
「スマートTV」はわれわれに多種多様なエンターテインメントコンテンツを提供してくれます。スマートTVは開発期間が長く、かつ各フェーズで何度も検証を行う必要があります。しかし、開発期間中に発見されなかった問題が市場にリリースした後で見つかった場合、ユーザーからの悪い評価やブランドイメージ低下に繋がりかねません。
アリオンは過去20年以上に及ぶ豊富なテレビの検証実績を元に、スマートTVが抱えるよくある問題点をピックアップしました。テレビの信号干渉、不安定なネットワーキング、RF信号干渉、そして音声認識機能の異常です。
アリオンの強み
スマートTVは、ホームエンタテインメントの中心的存在となりつつあります。インターネットを通じたライブストリーミングや、他のIoT機器との連携によってスマートホーム環境を作り上げることができます。アリオンは20年以上に及ぶTV検証実績と、これまで培ってきた技術力に基づき、ご要望に応じたフルカスタマイズの検証プランを提案しています。
アリオンはお客様のスマートTV製品の各段階に応じ、適切なサポートを提供
アリオンはUSB, HDMI, Wi-Fi, DLNA, Bluetoothをはじめとした30種類を超えるロゴ認証プログラムを提供しており、試験実施からデバッグサポート、認証取得までワンストップで実施します。(*1)
(*1)HDR検証にも対応しています。詳しくはこちら:アリオンHDRラボ
アリオンは、デジタルTV信号検証における新興市場に対しても積極的な設備投資を行っています。これに加え、マレーシアの規格開発ならびに認証機関であるSIRIM(マレーシア標準工業研究所)より、地上デジタルテレビ放送受信機に対する認証試験機関としての認定を受けました。またデジタルTV信号関連の検証サービスにおいては、マレーシア以外にシンガポール、ベトナム、タイ、インド、オーストラリア、ニュージーランド、ケニア、タンザニア、更には西アフリカ諸国経済共同体(ナイジュリア、ガーナ等)といった国々にも対応しています。
TV信号の豊富な検証経験を持つアリオンでは、エンジニアが現地に赴いて取得した世界中のTV信号をデータベースで保有しています。このデータベースは定期的に更新されており、最新のテレビ放送環境による試験実施を可能にしています。また、全世界のテレビ放送信号とデジタル映像を発信できる信号発生システムも備えており、対象となる地域で信号の受信と解釈が正しく行えるか検証できます。
アリオンは世界で一番オールラウンドTV信号データベースを保有します。アリオンにお任せすれば、検証のために煩雑な設備を持ってあちらこちらに行く必要はなくなります。
グローバルのVPNパートナーと提携しているアリオンは、安定したVPNサービスによって、様々な国のネットワーク環境をシミュレートします。また、アプリにログインできない問題やネットワーク環境での映像遅延など、様々な検証を行うことができます。
様々な国のVPNシステムを使い、各国のVODを検証できます
スマートTVが他のIoT機器と同じ場所で使用される場合、異なる無線電波から生じるジャミングにより、映像と音声の遅延・中断などの現象が発生する可能性があります。アリオンはRF検証専門の環境を構築すべく機材投資をしました。複数の無線技術を駆使し、アンテナやPCBボードなど製品のRF仕様に応じて、品質と性能を詳細かつ的確に評価いたします。品質検証のパートナーとして、客観的なアドバイスや開発期間の短縮、製品品質の向上、顧客満足度の改善といった技術支援を提供しています。
詳しくはこちら:アリオンRFラボ
Antenna | Module | System |
•Return Loss, VSWR
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•Power Accuracy
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•TRP
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•Radiation Pattern
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•Sensitivity
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•TIS
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•Radiation Efficiency
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•EVM
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•RvR (Throughput)
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•Isolation
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•Frequency Offset
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•Spectrum Mask
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スマートTVに内蔵される音声アシスタントは、周囲の騒音のためにユーザーからの音声を正確に認識できない場合があります。アリオンは専門オーディオ試験環境を構築し、ノイズの発生源をコントロールできます。ユーザーシナリオの構成によって、製品に影響する干渉原因を分析します。
詳しくはこちら:アリオンオーディオ検証ラボ
市場における製品の利用シーンに基づき、方位、角度、距離、ノイズレベル(dB)等の重要な要因を設定
すべてが一つにつながるIoT環境では、単一の製品機能の検証を行ったとしても他の製品との互換性は確保できません。アリオンの相互接続性・互換性検証ラボでは、様々なインターフェースや環境による相互接続性を検証できます。ユーザーエクスペリエンスの向上に大幅に寄与することで、製品が市場において競合他社との差別化を図ることができるようになることでしょう。
詳しくはこちら:アリオン相互接続性・互換性検証ラボ
スマートテレビは様々な機能に備えており、メニュー画面および操作ボタンが複雑化してきました。これにより、テレビ画面の反応が遅れたり、ソフトウェア更新後、テレビの動作がおかしくなったりすることがあります。アリオンのユーザーエクスペリエンス最適化(UX)サービスでは、製品に応じ利用シナリオを基に、様々なユーザーシミュレーションを設計し最適なUX評価を実施します。
スマートTV向けのAIソリューション
言語の複雑性やソフトウェアの品質管理など、TV開発ベンダーがさまざまな課題を開発する必要に迫られています。従来の手動による作業で膨大な検証時間が必要です。アリオンは、画像認識、スマートナビゲーション、ビッグデータによる分析、AI自動化を組み合わせ、スマートTV検証向けのAI自動化ソリューションを開発しました。より高い効率、正確性の検証品質を提供でき、多言語製品テスト(i18n)、ソフトウェア検証テスト(SQA)、音声アシスタントテストなど対応します。
検証設備のご紹介
上記の六つの検証項目のほか、アリオンは業界トップレベルのスマートTV検証用の設備も持っており、お客様の製品の特性に合わせた全面的な専門検証と分析を行うことができます。
Test Item | Equipment | |||||||||
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MaxView Omnimax | |||||||||
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FLUKE 54200 Pattern Generator | |||||||||
TG-39BC MULTI-TEST PATTERN GENERATOR | ||||||||||
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LUMANTEK VENTUS F1(ATSC,DVB-T/H,ISDB-T,DTMB) | |||||||||
SHIBASOKU DS913C DIGITAL TV SIGNAL GENERATOR | ||||||||||
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Anritsu MS8911B | |||||||||
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NI 8264 | |||||||||
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Tamagawa TRA-108 | |||||||||
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QUAMTUMDATA 780B | |||||||||
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DekTec | |||||||||
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R&S ETL | |||||||||
R&S EFL 340 | ||||||||||
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R&S SFU | |||||||||
Dektec DTA-107S2 | ||||||||||
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ADVIVIC MP9200 | |||||||||
NI PXIe 5673 | ||||||||||
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ADIVIC MP7100 | |||||||||
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DekTec DTU315-SP | |||||||||
DekTec DTU315-GOLD | ||||||||||
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ASTRO DIGITAL VIDEO GENERATOR VG-877 | |||||||||
ASTRO DIGITAL VIDEO GENERATOR VG-871B | ||||||||||
ASTRO DIGITAL VIDEO GENERATOR VG-849CA |