総合的な第三者検証ソリューションを提供するアリオン株式会社(東京都 品川区、代表取締役社長:中山英明 以下「アリオン」 )は、HDMI試験用 多目的・多機能コントローラ「AJSC-1」に対し、HDMI 2.1試験に対応した複数の新機能をリリースいたしました。
HDMI用試験ツール 「AJSC-1」 新機能
● EDID編集を簡単に EDIDデコーダ/エンコーダ機能を追加
HDMI 1.4/2.1のEDIDをデコードした状態で表示・編集できる機能を追加しました。オシロスコープや信号発生器を使用しながら、現在のEDIDの対応ビデオフォーマットなどのデータブロック情報をすぐに確認・編集できるようになります。
● FRL Sink/Sourceテストに対応
FRL Sink/SourceデバイスのLink Trainingをエミュレートする機能を追加しました。任意波形発生器(AWG)またはオシロスコープと併せてと使用することで、FRL Sink/Sourceデバイスの物理層の評価が可能となります。
EDID Editor FRL Sinkテスト用GUI画面
AJSC-1 基本機能
「AJSC-1」は、アリオンがHDMI試験用に開発した多目的・多機能コントローラです。EDIDとSCDCに対する様々な試験を効率化できるよう設計されています。SourceシミュレーションとSinkシミュレーションの2種類の動作モードを搭載し、HDMIのEDID/SCDCをコントロール・エミュレートができます。
● 2タイプの制御モードでSink, Sourceの両機器に対応
− +5V Power・HPDの入出力もモードによって自動的にスイッチ
− HPDおよび+5V Powerの制御機能を搭載
● 様々なEDIDのプリセットを初期搭載
− DVI用から6G対応までHDMI試験の様々なEDIDのプリセットを搭載
− Source DUTに対し測定したいビデオフォーマットの出力が容易
− カスタマイズ性が高く、独自のテスト環境に組み込むことが可能
● 軽量でコンパクト 取り扱いが簡単
− USBケーブルでPCやオシロスコープに接続し、動作モードを選択すればすぐに使用可能
− 煩わしい初期設定は不要
● GUIからEDID/SCDCの読み書きが可能
− HPDや+5V Power, スクランブルの状態が一目でわかるGUI
− PC上のEDIDファイル(バイナリファイルやQuantum Data形式)をエミュレートさせることが可能
AJSC-1 製品外観
■ アリオン株式会社 概要
アリオンは創業以来、IT/家電製品を始めとした認証・検証を事業の柱としています。HDMIのほか, DisplayPort, HDR10+、UHDA、DisplayHDR, IMAX Enhanced Programといった映像規格のプロフェッショナルが在籍しています。最新の技術動向に追随しながら、業界最高レベルの品質向上・開発支援サービスを提供し続けています。
事業内容:
● 総合的な第三者検証ソリューションの提供
● 企業や標準団体等の各種ロゴ認証試験(USB, HDMI, Wi-Fi, Bluetooth, LoRaWAN, HDR10+等)
● ハードウェア・ソフトウェア製品全般に関する品質保証テストおよび関連情報サービス
● 製品開発・品質保証に関する検証ツールの開発および販売
※ 本プレスリリースに記載された商品名称等に関する表示、会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。